Create:3

~Webサイトの立ち上げ方 Part.1~

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Zero-Create第3回、今回のテーマはWebサイトの立ち上げ方です。

Create:1で、HTMLファイルの作り方、ブラウザでの表示の仕方について簡単にご紹介しましたが、自分で作ったHTMLファイルを、インターネット上に公開する方法について5回にわたって解説していきます(予定)。


今回のテーマは"サーバーの選び方"

本記事を最後まで読めば、自分に合ったサーバーを選ぶことができる!

そんな記事を目標に執筆してまいります。

目次
  1. Part.1 サーバーの選び方(本記事)
    Step.1 サーバーとは?
    Step.2 ドメインとは?
    Step.3 どのサービスを選ぶべき?
    Step.4 まとめ
  2. Part.2 Webサイト公開の方法(Xserver)
  3. Part.3 Google検索への載せ方
  4. Part.4 開発環境の作り方
  5. Part.5 広告の載せ方(おまけ)

Step.1 サーバーとは?

それではまず、Webサイト公開の仕組みをざっくりと解説します。
Webサイトを公開するうえで、覚えていって欲しい3つの言葉。


それは、サーバー・ドメイン・IPアドレスです。


そんなこたぁどうでもいいんだ。 やり方だけわかりゃあいいんだよ。 って方は、Step.3 どのサービスを選ぶべき? まで読み飛ばしてください。


Webサイト公開においてざっくりと

サーバー:Webサイトのデータ(HTMLファイルなど)を保存する領域
ドメイン:サーバー上に保存されたWebサイトのデータの場所を示す住所
IPアドレス:サーバー上に保存されたWebサイトのデータの場所を示す記号

それぞれ上記のような役割を担います。
そして、これらは一般的に、有料でユーザーに提供されます。

Step.1では、サーバーについてもう少し掘り下げて解説します。

サーバーって具体的に何?

サーバー:Webサイトのデータ(HTMLファイルなど)を保存する領域
と説明しましたが、具体的にどういうものなのかピンときたでしょうか?

管理人はよくわからなかったので調べてみたのですが、案外単純なものでした。 サーバーとは、インターネットに接続されているパソコンの事を指します。

サーバー用のパソコンには、HTMLファイルなどのWebサイトのデータが保管されており、 世界中の各所からサーバー用PCにアクセスすることでWebサイトのデータを閲覧することができます。


そのため、サーバー用のパソコンは24時間365日、いつでもインターネットに接続されている必要があります。 返して言うと、サーバー用のパソコンの電源を落としている間は、Webサイトが閲覧できないわけです。


ちなみに、サーバー用のパソコンは一般的なパソコンとは異なり、脳筋(脳みそ筋肉)なスペックが求められます

例えば、CPU性能であれば一般的なパソコンなら高性能なCPUが4~8個程度(コア数4~8)積んだものが搭載されることが多いですが、サーバー用はそれなりの性能のCPUを8~32個程度(コア数8~32)積んだものが搭載されていたりします。
質より量です。

また、メモリやストレージも膨大なアクセスやデータ量の処理をこなすため、一般的なパソコンよりもとにかく大きい容量が搭載されます。
質より量です。

当然、出力電力も膨大になるため、とにかく大出力の電源が用いられます。
質より量です。

サーバーってどうやって作るの?

一般ユーザーが使用するパソコン、例えばあなたのPCがそのままサーバーになるわけではありません。 当然ですが、もしあなたのPCがサーバーになったなら、世界中の人々があなたのPCにアクセスできるということになります。


個人でサーバーを構えようと思うとかなりの専門知識や初期投資が必要です。

前述の通り、サーバー用のパソコン自体が脳筋なスペックを求めてくるのに加えて、世界中の人々がアクセスできるようにするための準備が必要となります。

ウェブサーバーソフトウェアのセットアップ

世界中の人々がサーバーにアクセスし、ページの読み込みや移動、画像表示などのリクエストを受信する窓口。 それがウェブサーバーソフトウェアです。


例えば、ApacheやNginx等のソフトウェアがあるそうなのですが、詳しいことは正直よくわかりません。 このソフトウェアをパソコンにインストールして、いい具合にセットアップすると、世界中からあなたのサーバー用PCにアクセスできるようになるわけです。

セキュリティ対策

最も重要で、かつ最も難しいとされるのがこのセキュリティ対策だと思います。
世界中からあなたのサーバー用PCにアクセスされるわけですから、世界を相手にしたセキュリティ対策が求められる


と言ったら過言かもしれません。


なにぶん、専門知識がないため必要以上にビビっているかもしれませんが、ことセキュリティに関しては、無知ならこれくらいビビっているくらいでちょうどいいと考えています。

他にもいろいろとするべきことはあるのですが、とにかく伝えたかったのは、サーバーを自前で構えるのはハードルが高すぎるということです。
もし、リクエストがあればもっと掘り下げた内容を調査して記事にしたいと思います。

それではStep.1のまとめです。

Step.1 サーバーとは?
  • 脳筋スペックをもつ特別仕様のパソコン
  • 24時間365日稼働
  • 世界中からアクセスできるための特別なソフトウェアが必要
  • セキュリティ対策が超重要
  • サーバー運用にあたって多種にわたる専門知識が必要

Step.2 ドメインとは?

Step.2では、ドメインについて少し掘り下げて解説します。

DNS設定

Step.1ではサーバーについて掘り下げて解説しましたが、サーバーの準備ができたら、次はWebサイトを公開するための設定が必要です。

よくDNSという言葉を耳にするかと思いますが、これはDomein Name Systemの略で、ドメイン名を与えると、そのドメイン名の住所に保存されたWebサイトのデータを返すシステムです。

ドメイン:サーバー上に保存されたWebサイトのデータの場所を示す住所
 IPアドレス:サーバー上に保存されたWebサイトのデータの場所を示す記号


ここでいうDNS設定とは、あなたの公開したいWebサイトのIPアドレスをドメインにリンク付けする作業の事を示します。

よく、地図と住所でたとえられることが多いのですが
ドメイン→住所(○○県△△市××町1-12-123)
IPアドレス→座標 (北緯34° 東経135°)

とすると、 北緯34° 東経135°の場所=○○県△△市××町1-12-123
とリンク付けする作業
だと考えるとわかりやすいかと思います。


IPアドレスは、このサイトでも簡単に調べることができますが、ネットワーク契約を行う際に自動で割り当てられます。

実は、DNS設定を行わなくても、IPアドレスを直打ちすればサーバーにアクセスすることはできます。
しかしながら、どう考えても座標から場所を特定するより住所から特定したほうが利便性が高いため、DNS設定は必要となるわけです。

ちなみに、本WebサイトのIPアドレスは162.43.104.162
ドメインはzero-webcreate.com です

つまり、トップページのURLはhttps://zero-webcreate.comですので、
https://162.43.104.162
と置き換えることができるわけです。


まあ、実際のところhttps://から始まるサイトはセキュリティ対策が取られているため、IPアドレス直打ちでは接続できないようになっていますが。

ドメインの唯一性

さて、ドメインの役割について解説しましたが、ドメインが住所を示す文字列である以上唯一性がある必要があります。 つまり、被っちゃダメってことです。

管理人のドメインは、zero-webcreate.comなのですが、本当はzero-create.comが良かったです。
ですが、.comで終わるドメインは人気が高いため、既に使われており取得できませんてした。
ちなみに.comのようにドメインの最後につく文字列の事は、トップレベルドメインと呼ばれます。


他にも、.jp や.net、.bizなどは人気が高い印象がありますね。
反対に、.funや.xyzなど、あまり聞きなれないドメインは好きな文字列が取得しやすいかもしれません。


しかしながら、トップレベルドメインの認知度はそのままWebサイト自体の信頼度に直結するため、 安易に認知度の低いトップレベルドメインを選択することは避けるのが無難です。

ドメインってどうやって取得するの?

さて、ドメインの唯一性について解説しましたが、実際に欲しいドメインをどうやって取ればいいのでしょうか。

管理人は2パターンあると考えていて
・レンタルサーバーの契約と同時に取得する
・ドメインのみ取得(購入)する

のどちらかを選択する形になるかと思います。


管理人的には圧倒的にレンタルサーバー契約と同時の取得をお勧めします。 ただし、既にサーバーを持っていて、新しいドメインだけほしい場合はその限りではありません。


トップレベルドメインの認知度=サイトの信頼度という話を先述しましたが、認知度の高いトップレベルドメインで 自分のドメインを取得するとき、多くの場合で有料となります。


なぜなら、.jpや.comなど認知度の高いトップレベルドメインはセキュリティ対策や安定性等において一定の品質を確保するためコストをかけて維持管理を行っているためです。 そういったコストに対し、使用料という形で金銭を支払う仕組みとなっています。
いわゆるブランド料ってやつです。

反面、無名のトップレベルドメインは品質維持管理にコストを割かない代わりに無料で提供しているものもあります。
そのため、トップレベルドメインの認知度=サイトの信頼度という構図が成り立つわけです。


では、なぜレンタルサーバー契約と同時の取得をお勧めするのか。

それは、なんといっても管理の楽さにあります。
基本的にレンタルサーバーと独自ドメインは別の契約として切り分けて考える必要があります。
どちらか一方だけでは、サイトの公開はできません。

サーバーと独自ドメインを一社で同時に取得することで、管理を一元化できる点は大きなメリットです。


ここで、もし仮にサーバーと独自ドメインを別々の会社で契約した場合、それぞれに更新料やパスワード設定等の手続きが発生することになり、2社分の契約を管理する必要が出てきます。
また、同じ会社で契約した場合では初期設定のまま使用できるところ、別会社同士のサーバーと独自ドメインをリンクさせるために特別な設定が必要となる場合があります。
各社によって詳細な設定方法が異なるため、契約はしてみたものの、セッティングの仕方がわからないという事態に陥る恐れもあるのです。


サーバーや独自ドメインについては、1~3年単位での更新にする場合が多く、次回更新までに詳細を忘れてしまうなどによる重大なミスも起こりがちです。


きちんと管理できるのであれば問題はないのですが、よほどの理由や信念がない限りは同じ会社で契約するのが無難です。
さらには、サーバー更新し続ける限り独自ドメイン永年無料などの特典はよくある話で、サーバーの更新と同時にドメインも自動的に更新手続きが完了しているため管理が楽なのです。


かくいう管理人も、そういう趣旨のキャンペーンにてzero-webcreate.comを無料取得しました。 まあ、無料といいつつレンタルサーバー契約の費用に内包されているだけだとは思いますが。

独自ドメインとサブドメイン

それでは最後に、独自ドメインとサブドメインの違いについて解説します。

独自ドメインとはその名の通り、自分だけの完全オリジナルのドメインです。
イメージとしては一戸建てです。
zero-create.comも、独自ドメインに分類されます。


サブドメインとは、ある独自ドメインに属するサブのドメインの事を指します。
イメージとしては賃貸アパートです。
実は管理人、もう一つドメインを持っています。
dreht.xsrv.jp こちらはサブドメインに分類されます。


これは、管理人が利用しているサーバー提供サービス(Xserver)の独自ドメインであるxsrv.jpに、管理人の名前(dreht)を従属させたドメインであることを意味します。

独自ドメインは、個人所有の戸建ての住所であるのに対して、サブドメインはサーバー提供サービスの運営する賃貸アパートを間借りしているようなイメージとなります。

ですので、信頼度としては
独自ドメイン>サブドメイン
の構図が成り立つわけですね。

Step.2のまとめに入ります

Step.2 ドメインとは?
  • サーバー上にあるデータの場所を示す住所
  • IPアドレス(座標)とリンクしている
  • ドメインは他人と被ることができない
  • トップレベルドメインの知名度=信頼度につながる
  • サーバー契約と合わせて取得するのがおすすめ
  • 独自ドメインのほうが信頼度が高い

Step.3 どのサービスを選ぶべき?

さて、サーバーとドメイン(IPアドレス)について長々と解説してまいりました。
ここまでお付き合いいただきありがとうございます。


なぜ、上記についてあらかじめ解説したかというと、管理人自身がWebサイトを開設する前に、こんな疑問を抱いたからです。


サーバー?ドメイン?年間1万円以上もかかるの?
っていうか、タダじゃできないの?
ちょこっと公開したいだけなんだけど・・・
DIYじゃないけど自分で何とかできるんじゃないかしら



ええ、管理人、筋金入りのドケチです。
メンターさえ渋っているくらいですので。

ですが、そんな管理人でも、サーバーを自前で準備するのはさすがに無理だと感じたため、素直に有料のサービスを利用することを決意しました。 また、折角なら長く使うことを想定していいドメインを取得したいという思いから、.comのドメイン取得に至ったわけです。
それでは、本題に入ります。


ウェブホスティングサービス

Step.1でサーバーについて解説しましたが、このサーバーの管理・運用・メンテナンス・セキュリティ対策・その他もろもろを一手に引き受ける会社(サービス)のことを、ウェブホスティングサービスと呼びます。

ウェブホスティングサービスを提供する企業は多種にわたります。

以下に紹介するのは、中でも信頼性が高く、使用感がよいとされるものです。
ただし、料金も格安サーバーと比較するとそれなりに高いです。
ノーブランドの安物よりも、信頼できるメーカーの製品を長く使いたい。
そんな考え方を持つ方にお勧めのサービスです。

とりあえずだし、無料や格安のサーバーでいいよ!
という方向けのサービスは、またのちほど。

こんなにあったら何を選べばよいのかわからないかと思います。

Step.3では、何を基準に選べばよいのかについて、みっちり解説していきます。

独自ドメインの取得について

ではまず決めていただきたいのが、独自ドメインが欲しいかどうかです。

上記に挙げたサービスは、中でも有名で人気とされるサービスなのですが、基本的にサーバー契約を成立させることで好きな独自ドメインを一つ取得できるサービスを提供しています。

独自ドメインを取得するメリットとしては

  • 信頼度を獲得できる
  • 広告の審査やSEO対策に有利
  • サーバーの契約先を変更してもドメインを引き継ぐことができる
  • ずっと長く使用できる

デメリットは

  • 維持管理費がかかる
  • 登録者情報公開の義務がある
  • 使い方によっては宝の持ち腐れ

管理人は、長く使い続けるつもりがあるのなら、宝の持ち腐れになろうが独自ドメインを取得するべきだと考えています。
ポートフォリオとして活用する目的であったり、アフィリエイトや広告収入を得る目的であったり、ECサイトなどを立ち上げる目的であったり。サイト開設の理由は人それぞれですが、何か目的をもって開設するのであれば、独自ドメイン取得によるメリットは非常に大きい働きを見せてくれることでしょう。


反対に、とりあえず試しでやってみたい。遊び程度で試してみたい。広告やSEOに興味がない。と考えるのであればサブドメインで十分なわけです。


そして、サブドメインで十分なのであれば、ほぼどのサービスをとっても無料で勝手に取得できるので、企業の信頼度と料金のトレードオフで選択すればよいです。


例えば、自分のサイトに広告が掲載されたり、サーバーにデータを保存できる容量が小さい等、機能に一部制限を設ける代わりに無料でサーバー・ドメインを提供しているものとして下記のサービスが挙げられます。

サービス名からも想像できるかもしれませんが、これらは大手ウェブホスティングサービスが提供するプランのうち、機能制限を設けた無料プランになります。


ただし注意が必要なのは、サービスによっては一定の期間(3か月程度)更新がない場合、勝手にサービスを打ち切られるものもある点です。
また、サービスごとに使用できる保存領域の容量が大きく異なりますのでそこも要注意です。
少ないものでは500MB、多いものだと10GBまで使用できるサービスもあります。実に20倍ですね。


この辺りは、しっかりとサービスの内容を確認してから契約することをお勧めします。 まずは無料プランから始めて、容量不足を感じたり広告を外したくなったタイミングで有料に切り替えるのもアリだと思います。


というわけで、まずは独自ドメインが欲しいかどうかを軸に、以下の4つのルートから選んでください。

  1. 信頼できるサービスを使って、サーバー・ドメインを一括管理したい
  2. 独自ドメインだけ自分で取得して格安サーバーで運用したい
  3. 格安サーバーを使ってサブドメインで運用したい
  4. サーバー・ドメイン完全無料でとりあえず試したい

1.信頼できるサービスを使って、サーバー・ドメインを一括管理したい

このルートは管理人の最推しです。
今後長く継続する意思があるのなら、管理のしやすさ、信頼性を確保することは重要だと考えています。

先述もしましたが、この道を選んだあなたにお勧めのサービスがこちらです。
また、以下のサービスはサーバー契約の継続を条件に独自ドメインも無料で取得できます

各サービス一長一短ありますが、どこに重点を置くかによって、最適なサーバーは大きく変わります
管理人はよいサービスを長く使いたいという観点から、以下のポイントを重要視して、ランキング付けしました。
1.セキュリティ
2.サービスの信頼性
3.サーバースペック
4.機能性・操作性
5.価格
どの項目を重要視するのかは人によって異なりますので、あくまでも上記のポイントから考慮したランキングであることをお伝えしておきます。


では、サーバー選びにおいて比較検討すべきポイントについて解説していきます。

Whois情報公開代行サービスがあるか

独自ドメインを取得した者には、全世界に個人情報(氏名や住所など)を公開する義務が発生します
Whois情報公開代行とは、その公開情報を、サーバー提供会社が肩代わりしてくれるサービスです。

これ、超重要です。

大事なことなのでもう一度言いますが、これはマジで超重要です。

このサイトで、管理人の独自ドメイン(zero-webcreate.com)を検索してみてください。

住所やら名前やらずらっと出てきましたよね。
管理人の個人名ではなく、Xserver の企業名や住所が記載されているかと思いますが、これ、Whois情報公開代行サービスを設定していなかったら、管理人の本名と住所が普通に出てきてしまいます

怖いですよね。
これ、超重要ですよね。

しかしながら、起業して法人として開設する場合であれば、むしろ企業名を公開したほうがよい場合もあります。

私の調べた限りでは、以下のサービスはWhois情報公開代行に対応していませんでしたので、個人情報を公開したくない場合は絶対に選ばないでください。

WordPressの機能を重視するか。

WordPressとは、HTMLやCSSの知識がなくても、入力ボックスへのテキスト入力や、テンプレート選択によるページデザインなど、感覚的な操作でホームページを作ることができるソフトの事を指します。

管理人は今のところ、HTMLやCSSの勉強のためというお題目でWordPressは使っておりませんが、WordPressを使うことで、初心者でも洗練されたデザインのホームページが短時間で作れてしまいます

そんなWordPressの機能を重要視したいあなたにお勧めのサービスがこちらです。

WordPressと相性の良いサービス3選
  1. Xserver
  2. ConoHa WING
  3. ロリポップ!
サーバーの容量を重要視するか

サーバーを契約する際、各プランによって使用できる容量が異なります。この容量は、Webサイトに蓄積するデータすべてを保管できる容量の事を指し、これが大きいほど大規模なサイトを作ることができます。

しかしながら、大抵300GB程度は使用できますし、容量が不足してからより容量の大きいプランに切り替えることもできますので、まずは300GB程度のプランから始めて全く問題がないとは思います。

強いておすすめを挙げるとすれば、CORESERVER が容量の費用対効果が高いです。
安定性も重視するならheteml がおすすめです。

サーバーのスペックを重要視するか

サーバーが、脳筋スペックのPCだというお話は先述しましたが、脳筋であればあるほど安定性の高いサーバーだといえます。
格安サーバーや無料サーバーは、サーバースペックが貧弱だったり、容量が小さかったりします。

そして、サーバーが脳筋=安定する=Webサイトの表示・読み込み速度が速い⇒サイトの信頼度向上

といった構図が成り立ちます。

しかしながら、動画や画像を多用する使用方法でない限りは、上記に挙げたおすすめサービスであればどれをとっても快適に使用できるかと思います。

動画や画像を多用する予定の方に向けた、サーバースペックの高いおすすめサービスはこちらです。

サーバースペックに信頼のおけるサービス3選
  1. Xserver
  2. ConoHa WING
  3. mixhost
番外編

とても限定的でセンシティブなお話なのですが、mixhost については、アダルトサイトの運営が公式で認められています。

アダルト系については公開を禁止しているサービスもありますので、もしもアダルト系のサイト運営をしたいのであれば、mixhost のアダルトレンタルサーバーを選択するのが無難です。

契約期間

さて、サービスの比較検討が出来たら、次に考えるべきは契約期間です。

基本的に、長期期間の一括払いによる契約で割引が効くことは想像できるかと思いますが、ウェブホスティングサービスにおいてはその割引幅が非常に大きいことが特徴です。

サービスにもよりますが、大体3年更新の契約で最安値となることが多いです。

月額換算の相場でいえば、1~3か月更新程度の契約で約1000~1300円程度、1年更新で約700~900円、3年更新で約500~700円程度となります。

本当に長期間続ける気があるのであれば長期契約の割引を受けることが望ましいですが、最初に一括で支払わなくてはなりませんので、そこはあなたの気持ち次第といったところだと思います。

ちなみに管理人は、Xserver で1年更新の契約をして、当時のキャンペーン込みで月額880円(10560円一括支払い)で開始しました。
3年契約だと約3万円程度の初期投資が必要ですので、少し勇気がいりますね。

基本的に長期契約が望ましいですが、どうしても短期から始めてみたいという方は、次以降のルートも検討してみてください。

2.独自ドメインだけ自分で取得して格安サーバーで運用したい

さて、2つ目のルートは独自ドメインを別途取得して格安サーバーで運用する方法です。

メリットとしては、独自ドメインの恩恵を受けつつサーバーのコストを抑えられるという点です。
反面、デメリットとしてはドメインとサーバーそれぞれ異なる管理が必要である。
サーバー管理画面のUI(ユーザーインターフェイス)が使いにくい、或いは機能が少ない可能性がある。
等が挙げられます。


ただし、UIが使いづらい点については長期間使用するうちに慣れる場合もありますので、価格重視の方はそこまで神経質になる必要はありません。


さて、では独自ドメイン取得はどのサービスで行うべきかという点ですが、これに関しては素直に名の知れたサービスを使用すべきです。
まず、独自ドメイン取得=自分の個人情報の一般公開だと心得てください。


独自ドメインを取得するということは、そのサービスに個人情報を預けるということです。
質の悪いサービスですと、いつの間にか自分の独自ドメインが勝手に売られていたなんてことも起こりうる世界です。


また、先述したWhois情報公開代行サービスについても、有名サービスであれば基本的に備わっています。

悪いことは言いません。独自ドメインは有名なサービスで取得しましょう。

以下のサービスはそれなりに名の知れたサービスですので、こちらを利用すれば間違いはありません。

価格に関しては、トップレベルドメインが有名であるほど高額となる傾向にあります。
また、それぞれのサービス独自で行う期間限定キャンペーンの有無などによっても異なるため、それぞれ見比べて選択するのが良いでしょう。

ここで特に注意していただきたいのが、取得費用と更新料の関係です。
取得費用とは独自ドメイン取得の際に一回だけかかる初期費用の事で、この初期費用は破格の割引がされていることも珍しくはありません。無料のことだってざらにあります。
また、更新料とはドメイン更新の際にかかる維持費の事を指します。
独自ドメインは基本的に1年以上の契約となりますが、契約期間が満了後もドメインを使用し続けたい場合、契約時に設定された更新料を支払わなければなりません。
いくら取得費用が割引されていても、更新料が高ければ長く使い続けるほど損になりますのでご注意ください。


取得費用無料などの謳い文句につられて高い更新料を払い続ける羽目になっちゃった・・・
なんてことにならないよう、きちんと比較検討することをお勧めします。


ドメインを取得出来たら次はサーバーの契約です。
格安サーバーのおすすめは、次のルート3でご紹介します。

3.格安サーバーを使ってサブドメインで運用したい

サブドメインでいいからとにかく安いサーバーがいいという方に向けたサービスをいくつかご紹介します。

格安といえども曲がりなりにも料金が発生するサービスですので、ルート4でご紹介する完全無料のサービスと比べると、サーバーのスペックやサービスの品質が高いことが特徴です。
また、完全無料のサーバーでは自分のWebサイトに勝手に広告が表示されますが、格安サーバーではそのようなことはありません。


価格帯としてはサーバーのスペックやプランによってまちまちですが、月額100円~500円程度で利用できるものとなります。

本当にお試しでやってみたいのならルート4から試してみて、必要に応じて格安サーバーへランクアップするのでもよいかもしれません。

4.サーバー・ドメイン完全無料でとりあえず試したい

さて、ようやく最後のルートです。
完全無料のサーバーについては、性能に期待してはいけません。
容量は小さいですし、スペックも低い。挙句勝手に広告がつけられてダサいです。(もちろん広告収入は入りません)
ですが、なんといっても無料で始められるのは大きなメリットです。


まずはここから始めて、自分に合いそうだと思ったら有料に切り替えるのも良い手だと管理人は考えております。

先ほどもご紹介しましたが、完全無料で始められるサービスは以下のようなものがあります。
他にもたくさんあるかとは思いますが、タダほど高いものはないとも言いますので、ネットリテラシーの観点からもあまりに無名すぎるサービスは避けたほうがよいでしょう。

Step.4 まとめ

さて、ここまで非常に長い道のりでしたが自分にぴったりのサーバーは見つけられたでしょうか?

Step.1ではサーバーについて
Step.2ではドメインについて
Step.3ではサービスの選び方について解説しました。

各サービス多種多様で比較検討することも多く、なかなかぴったりクるものに出合うのは難しいかもしれません。


最後に管理人がXserver を選んだ理由と経緯をご紹介して、本記事のまとめといたします。

管理人はどちらかというと、ちゃんとした商品を長く使いたいタイプの人間です。
そのため、サーバースペックや安定度、セキュリティ等諸々考慮したうえで、信頼できるサービスを選びたいと考えました。


Xserver の良かった点としてまず挙げられるのが、サーバースペックや料金、その他オプションとして出来ることなどについて非常に細かくかつ丁寧に掲載されていた点です。
情報が細かく丁寧に掲載されているということは、そのサービスに自信があることの表れであり、またそれを的確にアピールできる運営体制が整っている証拠でもあります。

Xserver は価格はそれなりにするものの、サーバースペックがそれなりに高く、ストレージも良質であり、Whois情報公開代行サービスも行っていて、WordPressとの相性もよい。総合的にみてこれが一番いいなと思ったわけです。


また、サーバー管理画面のUIが管理人好みであったことも理由の一つです。


このように、すべてのメニューが一つの画面に集約されているため、下手に階層分けされてどこにあるか探すよりも、個人的には使いやすくて気に入っています。

先述の通り、スペックや機能などの比較対象となる情報が多く入手できることも、他社サービスとの比較検討において有利に働いたといえます。

上記の理由から、本当にどうしてもどのサービスが自分に合っているかわからないという方へは、Xserver をお勧めしておきます。

それでは次回はWebページの公開方法について、具体的にどんな操作や設定が必要なのかを解説します。

管理人がXserverを利用している都合上、どうしてもXserverでの具体例になってしまうことをお許しください。

それでは次回Create:4~Webサイトの立ち上げ方 Part.2~乞うご期待!